火明命(ほあかりのみこと)
火明命(ほあかりのみこと)は、海部(あまべ)氏の祖先神で、『ホツマツタエ』でホノアカリと記して、初代・ホノアカリと2代目・ホノアカリがいて、別の神様として区別が必要である。
火明命(ほあかりのみこと)は、『日本書紀』に別名を一回だけ天照国照彦火明命(あまてるくにてるひこあめのほあかりのみこと)と記して、『先代旧事本紀』が別名を天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊(あまてるくにてるひこあめのほあかりくしたまにぎはやひのみこと)と記して、男性の古代太陽神の天照神(あまてるかみ)と物部(もののべ)氏の祖先神の饒速日命(にぎはやひのみこと)が合体した神名である。
僕が総合した分析は、忍穂耳尊(おしほみみのみこと;仲哀(ちゅうあい)天皇を神格化)と栲幡千千姫(たくはたちちひめ;神功(じんぐう)皇后を神格化)が初代・火明命(ほあかりのみこと;誉屋別皇子(ほむやわけのみこ)を神格化)と瓊瓊杵尊(ににぎのみこと;誉田別尊(ほむだわけのみこと)を神格化)を生んだ。
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと;誉田別尊(ほむだわけのみこと)を神格化)と木花開耶姫(このはなのさくやひめ;仲姫(なかひめ)を神格化)は、先祖の2代目・火明命(ほあかりのみこと;彦坐王(ひこいますのみこ)を神格化)と息子の火火出見尊(ほほでみのみこと;仁徳(にんとく)天皇を神格化)を生んだ。
2代目・火明命(ほあかりのみこと;彦坐王(ひこいますのみこ)を神格化)は、丹波(たには;古代の京都府北中部)に天孫降臨して、別名の饒速日命(にぎはやひのみこと;彦坐王(ひこいますのみこ)を神格化)が 河内(かわち;大阪県東部)に天孫降臨した。
2代目・火明命(ほあかりのみこと;彦坐王(ひこいますのみこ)を神格化)の息子は、天香語山命(あめのかごやまのみこと;丹波道主王(たにはみちぬしのみこ)を神格化)で、海部(あまべ)氏の祖先神で、同一神の饒速日命(にぎはやひのみこと;彦坐王(ひこいますのみこ)を神格化)の息子が宇摩志麻治命(うましまじのみこと;狭穂彦王(さほひこのみこ)を神格化)で、物部(もののべ)氏の祖先神である。
『ホツマツタエ』の2代目・火明命(ほあかりのみこと;彦坐王(ひこいますのみこ)を神格化)は、丹波(たには;古代の京都府北中部)に天孫降臨して、彦坐王(ひこいますのみこ)が総大将で、息子の丹波道主王(たにはみちぬしのみこ)を従軍して、崇神(すじん)天皇11年4月13日(西暦94年5月中旬頃)に丹波(たには;古代の京都府北中部)と但馬(たじま;兵庫県北部)を平定して、神話と史実(歴史上の事実)が合致した。
古代太陽神の2代目・天火明命(あめのほあかりのみこと;彦坐王(ひこいますのみこ)を神格化)は、息子を天香語山命(あめのかごやまのみこと;丹波道主王(たにはみちぬしのみこ)を神格化)で、孫の天村雲命(あめのむらくものみこと;朝廷別王(みかどわけのみこ)を神格化)を先祖として、海部(あまべ)氏に系図がつながる。
元伊勢籠(この)神社宮司家の海部(あまべ)氏は、彦坐王(ひこいますのみこ)と息子の丹波道主王(たにはみちぬしのみこ)を先祖とほのめかして、日本最古の系図の『海部(あまべ)氏系図』が僕以外に正確に解明できなくて、凡人(僕以外の人間)に証明できるはずがない。
初代・火明命(ほあかりのみこと;誉屋別皇子(ほむやわけのみこ)を神格化)は、物部(もののべ)氏の栲幡千千姫(たくはたちちひめ;神功(じんぐう)皇后を神格化)の長男で、物部(もののべ)氏の直系だけを火の神様に神格化して、誉屋別皇子(ほむやわけのみこ)の名前に物部(もののべ)氏の人間を意味する人名の「ほ」を含んで、神格化が正しいと証明した。
初代・火明命(ほあかりのみこと;誉屋別皇子(ほむやわけのみこ)を神格化)は、仲哀(ちゅうあい)天皇2年1月11日(西暦253年2月中旬頃)に母の神功(じんぐう)皇后が仲哀(ちゅうあい)天皇の正妻になって、仲哀(ちゅうあい)天皇9年(西暦260年)までに生まれて、神武(じんむ)東征1年(西暦329年)に登場して、それまで生きた証拠と考えられる。
初代・火明命(ほあかりのみこと;誉屋別皇子(ほむやわけのみこ)を神格化)は、先祖に海部(あまべ)氏と物部(もののべ)氏がいて、物部(もののべ)氏の直系だけを火の神様に神格化するが、海部(あまべ)氏が物部(もののべ)氏と先祖の彦坐王(ひこいますのみこ)が共通して、2代目・天火明命(あめのほあかりのみこと;彦坐王(ひこいますのみこ)を神格化)が海部(あまべ)氏の祖先神なのである。
初代と2代目の火明命(ほあかりのみこと)は、僕が論理的に証明して、かなり簡単だがこれで終える。
<参考文献>
『日本書紀(上)全現代語訳―全二巻―』
宇治谷孟・著者 株式会社講談社・発行
『元伊勢の秘宝と国宝海部氏系図』
海部光彦・編著者 元伊勢籠神社社務所・発行
『完訳秀真伝』
鳥居礼・編著者 八幡書店・発行
『日本の神様読み解き事典』
川口謙二・編著者 柏書房株式会社・発行
インターネットの不明サイトから少々拝借
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