千家(せんげ)氏の系図


これは出版していない3冊目以降の本の著作権を含む。

「物部(もののべ)氏の系図」や「大国主神(おおくにぬしのかみ)の系図」や「大物主神(おおものぬしのかみ)の系図」などと対比する必要がある。

『ホツマツタエ』のホヒは、日本神話の天穂日命(あめのほひのみこと)で、日本武尊(やまとたけのみこと)を神格化して、その息子のオオセイイミクマノが日本神話の大背飯三熊野(おおせいいみくまの)で、日本武尊の婿(むこ)養子で7代目出雲国王の飯入根(いいいりね)を神格化して、出雲大社宮司家の千家氏の祖先神で、飯入根が出雲王国(物部氏)の子孫である。
『ホツマツタエ』のオオセイイミクマノの子孫は、フリネの弟がイイリネで、その弟がウマシカラヒサで、イイリネの息子がウカツクヌで、その息子がノミノスクネで、『日本書紀』で大背飯三熊野が武日照命(たけひてるのみこと)に入れ替わって、その子孫の出雲振根(いずもふりね;日本武尊を祖先化)の弟が飯入根で、その弟が甘美韓日狭(うましからひさ)で、飯入根の息子が濡渟(うかずくぬ)で、その息子が野見宿禰(のみのすくね)で、野見宿禰以外が西暦260年頃の人物である。
は「盧へん」に鳥の漢字で、ホームページで表示できるが注意書きにする。
『日本書紀』で野見宿禰は、垂仁(すいにん)天皇7年(西暦158年)から垂仁天皇32年(西暦183年)に登場して、その子孫の濡渟が崇神(すじん)天皇60年でなく、仲哀(ちゅうあい)天皇9年(西暦260年)神無月に登場する。
天穂日命は初代の出雲国造(いずもくにみやつこ;出雲の統治者)で、濡渟が12代目の出雲国造とするが、神功(じんぐう)皇后時代に初代の出雲国造に任命されて、『国造本紀』の初代の出雲国造が濡渟である。

濡渟の息子は野見宿禰だが、甘美韓日狭の息子が野見宿禰とする系図もあって、野見宿禰の子孫が濡渟なのが正しい。
濡渟の息子の襲髄(そつね)は、野見宿禰と同一人物でなく別人で、その息子の来日田維穂(きひたいほ)が『古事記』垂仁天皇時代の岐比佐都美(きひさつみ)と同一人物でなく別人で、その息子の三島足奴(みしまのすくね;三島宿禰)が「記紀」に登場しない。
三島足奴の息子の意宇足奴(おうのすくね;淤宇宿禰)は、『日本書紀』仁徳(にんとく)天皇時代の応神天皇(おうじん)41年(西暦370年)に額田大中彦皇子(ぬかたのおおなかひこのみこ;仁徳天皇の兄弟)と登場するが、仁徳天皇が西暦330年代に即位して、少し後の時代(西暦370年)の人物と考えられる。
濡渟と曾曾孫の意宇足奴(淤宇宿禰)は、年代的に考えて血縁関係が正しくて、濡渟より後の出雲国造の系図が正しいと考えられる。
意宇足奴の息子の出雲宮向(いずものみやむき)は、「記紀」に登場しなくて、反正(はんぜい)天皇4年(409年)か允恭(いんぎょう)天皇元年(412年)に出雲の名字(みょうじ)を与えられた。

出雲宮向の7世代後が出雲果安(いずものはたやす)で、元正(げんしょう)天皇の霊亀(れいき)2年(西暦716年)に『出雲国造神賀詞』を奏上して、出雲宮向から出雲果安まで300年近い誤差があって、系図が正しいか不明である。
出雲果安の子孫の出雲清孝(いずもきよのり)は、生まれ年が不明で西暦1343年死去で、実弟の千家孝宗(せんげのりむね)が生没年不明で、西暦1343年から1371年まで出雲大社の神職で、千家氏の名字を名乗って、その実弟の北島貞孝(きたじまさだのり)が西暦1343年からいつまでか不明だが出雲大社の神職で、北島氏の名字を名乗った。
西暦1343年に出雲国造が分裂して、千家氏と北島氏に分家して、幕末まで千家氏と北島氏が出雲大社の職務を平等に分担して、明治時代から現代まで千家氏が出雲大社宮司を務(つと)める。

僕が求めた系図は、出雲王国(物部氏)の子孫が天照大神(あまてらすおおみかみ;倭姫命(やまとひめのみこと)を神格化)と月読尊(つくよみのみこと;景行(けいこう)天皇を神格化)が入れ替わって、天穂日命(日本武尊を神格化)が素戔嗚尊(すさのおのみこと;日本武尊を神格化)と同一神で、素戔嗚尊の娘の須勢理毘売(すせりひめ;布忍姫(ぬのおしひめ)を神格化)が大背飯三熊野(飯入根を神格化)と結婚して、息子の濡渟が生まれた。
飯入根の弟の甘美韓日狭(うましからひさ)は、日本武尊を神格化した可美葦牙彦舅尊(うましあしかびひこじのみこと)と「うまし」の名前が共通して、漢字が違うが「うまし」が出雲王国(物部氏)に関係する名前である。
出雲王国(物部氏)の崩壊は、史実を出雲の国譲り神話に神話化されて、仲哀(ちゅうあい)天皇9年(西暦260年)神無月の史実を崇神天皇60年の出雲の平定に書き換えた。
出雲王国(物部氏)の直系子孫の千家氏は、分からないように偽装工作をほどこしたが、アインシュタイン博士以上の超天才の僕をだませなかった。

<参考文献>
『ホツマ辞典』
池田満・著者 ホツマ刊行会・発行
『出雲神話の謎を解く』
澤田洋太郎・著者 株式会社新泉社・発行
インターネット

戻る