皇室の神性
皇室の神性とは皇祖神(天皇家の祖先神)の血筋を受け継いだとされる現在の皇室の神様の意味・価値で、皇室の存在の理由や価値などについて考えてみようと思う。
三貴子(みはしらのうずのみこ)は天照大神(あまてらすおおみかみ;神功(じんぐう)皇后を神格化)と月読尊(つくよみのみこと;景行(けいこう)天皇を神格化)や素戔嗚尊(すさのおのみこと;日本武尊(やまとたけのみこと)を神格化)で、この3人が明確に皇室の直系先祖に当たることが歴史書解釈から完全に証明できる。
『ホツマツタエ』の景行(けいこう)天皇53年の神様についての記述を記す。
昔の教えにこうあって、『人は神であり、神は人である。神の名はその神の業績をほめ讃(たた)えたものである。神は人として道を立てる。人は素直な心でホツマの教え(『ホツマツタエ』に記された数々の教え)のままに生きれば、死後に真(まこと)の神となる』と。
つまり亡くなった人間が神様で、神様が亡くなった人間であって、日本神話の神々…八百万(やおよろず)の神々はおそらく実在した人物を神格化していて、それが過去でも現在でも変わりなく、ご先祖様が神様という考え方ができる。
僕のお祖父さんもお祖母さんも神様で、また僕自身も死んだら神様だということである。
ご先祖様を守護霊という言い方をするが、ある意味で幽霊という存在自体が神様で守護神ということも言える。
神様は人間の思いの表われで、存在すると信じれば存在するし、存在しないと信じれば存在しないのである。
神様が存在するかしないかは、信じる人の思っている心そのものなのである。
「記紀」の日本神話で海幸彦(うみさちひこ)と山幸彦(やまさちひこ)の神話が『日本書紀』の仁徳(にんとく)天皇時代の大山守皇子(おおやまもりのみこ)の反乱を神話化したのは実証した。
日本神話は実在した崇神(すじん)天皇時代から仁徳天皇時代の史実を神話化しているのが事実で、それ以外の解答など示せるはずもなく、アインシュタイン博士以上の天才の僕以外にひもとける人間などいない。
八百万の神々の正体を求められるという意味で「神に最も近い人間」の僕は、まさに神聖で神性を帯びているのかもしれない。
アトランティス大陸は海神ポセイドン(アトランティスは元々が海神をあがめたが、伝承がギリシアに伝わってポセイドンに当てはめられた)をあがめて、ムー大陸が太陽神をあがめたとされて、世界中に超古代文明の遺産やオーパーツが存在していて、皇室もまた超古代文明時代の知識を受け継いでいる。
僕はムー大陸の王家の末裔(まつえい)が皇室だと考えているが、それは僕の先入観や固定観念にすぎないが信じる心が真(まこと)で、真の意味が本当か嘘か正しいか間違いか分からないことが答えで、人類が想像力というものを信じることで希望を抱く。
皇室の神性はおそらく人類の希望で、皇室が神様の子孫だと信じる心が真で、真の意味・価値の果てに答えがあるのだろう。
人類はただ一種類ホモ・サピエンスだけが地球上に存在して、ネアンデルタール人などの遺伝子を受け継ぐとされて、ネアンデルタール人などの他の人類が持てなかった物が想像力と考えられる。
想像力はお金や法律や国家や神様など様々な価値がある虚構のものを生み出して、虚構が作り出された架空のものでフィクションだが、現代人にとって何より大切な宝物である。
想像力は僕にとっても古代天皇家の歴史の史実・真実・事実を信じるのに大切なもので、人間の想像力こそ宗教の神様を作り上げた存在で、皇祖神を神格化した何よりも尊いものでもある。
想像力なくして人類の発展などあり得ず、ホモ・サピエンスだけが獲得した奇跡の力にして、人類の大いなる遺産として未来に残すべきものである。
<参考文献>
『完訳秀真伝』
鳥居礼・編著者 八幡書店・発行
インターネットの不明サイトから少々拝借
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