世界中の神話と日本神話の一致


これは出版していない3冊目以降の本の著作権を含む。

世界中の神話は名前が違っても、その内容の類似性があまりに奇妙なほど日本神話と一致して、誰かが世界中にわざと残したと考えられる。
しかし世界中の神話と日本神話の共通性は、完全に説明できる人間が僕以外に存在しなくて、ただの偶然だと考える人間が多いだろうが、シロウト感覚の持ち主の歴史学者などがでしゃばった所で永久に求められない。
世界中の歴史学者がどんなに頑張っても共通性の理由を求めるのが100%不可能で、どんなに研究し続けても絶対に求められない確信が僕にはある。
世界でただ一人「記紀」と『ホツマツタエ』の日本神話を完全解釈したアインシュタイン博士以上の超天才の僕以外に共通性の理由を説明できない。

日本神話は主に「史実反映説」と「創作説」に分かれて、「史実反映説」が実在した人物を基にして神話に反映させたとする説で、「創作説」が全く架空の物語として一から作り上げたとする説である。
僕の存在で「史実反映説」が完全な事実と証明して、西暦80年代から330年代の古代天皇家の史実を神格化したことを証明した。
日本神話が古代天皇家の史実を神話化したのは、最後の神話の海幸彦(うみさちひこ)・山幸彦(やまさちひこ)神話が『日本書紀』仁徳(にんとく)天皇時代の大山守皇子(おおやまもりのみこ)の反乱を神話化した事実が最も分かりやすくて、誰も信じて真実・事実と確かめようとしない。
日本神話は、仁徳(にんとく)天皇時代より以前の歴代天皇時代を神話化して、日本神話と史実に類似性がある指摘などが幾らでもあって、史実の神話化したのが当然でも、その真実を求められるのが世界でただ一人の僕だけである。
人間は本当のことを目の前に突き付けられても、そう簡単に信じない頑(かたく)なさがあることの証明だろう。

日本神話の最初の天地開闢(かいびゃく)は、世界中の神話でもよく似ていて、アイヌ神話やインド神話(ベーダ賛歌)やゲルマン神話やエジプト神話やイスラエル(旧約聖書)やマヤ文明やアメリカインディアン(ヒューロン族)など幾らでも指摘できる。
天地開闢(かいびゃく)神話を世界中のものを一々記さないが、内容が色々異なっても根本がよく似ていて、世界中に伝播したのが偶然なはずもなく、誰かが意図的に世界中に伝承を残したと考えられる。

日本神話では創造神が大地や植物や生物や人間を次々に作るが、世界中の神話もこれと共通するのが多い。
アイヌ神話やハワイ神話(クムリポ)やイスラエル(旧約聖書)やマヤ文明やアメリカインディアン(カロック族とホピ族)やパプアニューギニアなどである。
創造神が次々に物を作った神話も、ここまで共通すると気味が悪いくらい不思議だろう。

日本神話には大洪水の伝承がないが、世界中の神話に大洪水の伝承が多く残される。
イスラエル(旧約聖書のノアの箱舟)やギリシア神話やハワイ神話やインド神話やアステカ神話やラオスとタイや韓国の環峰(コリボン)伝説やアボリジニやバヌアツ(ニューへブリデス諸島)など世界中に5百近い大洪水の伝承があるらしい。
ここまで来ると人類規模で何らかの伝承を意図的に伝えた第3者がいて、何らかの出来事が起こった時に人類をまとめるためだったのでないか?

至高神は女神で孫に王権を渡すとか、孫のうち弟の方に王権を渡すとか、その母方の祖父が大きな役割を持つとかいう例が日本神話以外に世界中の神話に見られる。
日本神話に出てくる弟を例に挙げてみよう。
出雲神話の始祖の素戔嗚尊(すさのおのみこと)は、女性の最高神である天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟である。
素戔嗚尊(すさのおのみこと)の息子か子孫である大国主神(おおくにぬしのかみ)は、80人の兄(八十神;やそがみ)がいて末弟に当たる。
火火出見尊(ほほでみのみこと)は3人兄弟の末弟に当たる。
皇統譜(こうとうふ;皇室の戸籍簿)で初代天皇の神武(じんむ)天皇は4人兄弟の末弟である。
これ以降の人代の天皇家でも弟が皇統を受け継ぐのが多く存在する。
世界中の神話に出てくる弟を例に挙げてみよう。
ギリシア神話の最高神のゼウスは末弟で、ゼウスの兄で海の神ポセイドンも弟である。
英雄ヘラクレスは自分の権威を3人の息子の末弟に継がせたと一伝にある。
アイルランドの英雄神クーフーリンは弟だと言う。
ペルシアの王書の最高権威者ファリドゥーンは弟である。
スキタイの始祖王コラクサイスは弟である。
百済(くだら)建国の祖の温祚(おんそ)は弟である。
インカ帝国の王カパ・ユパンキの初祖マンコ・カパックは4人兄弟の末弟である。
このようにしてみると世界中の神話で、弟の方に王権を渡す例は当たり前とされる。
孫を例に挙げてみても世界中に存在する。
天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が日向(ひうが;宮崎県)に天孫降臨した。
ギリシア神話の最高神のゼウスは原初神ウラヌスの孫である。
ローマ建国の祖ロムルスはウェヌス(ビーナス)の孫と一伝にある。
高句麗(こうくり)建国の祖の朱蒙(しゅもう)は天帝の孫とされる。
この他にも幾らでも孫とされる例がある。
世界の神話と日本神話の共通性はこの程度なら偶然で片付くが、これ以降に述べるものを偶然で片付けるとすれば馬鹿である。

初めて朝鮮の国号を生み出した檀君(だんくん)は、朝鮮建国の祖とされる神様で、平壌(ピョンヤン)に都を置いて紀元前2333年に建国したとされて、檀君(だんくん)神話が瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の神話とよく似ている。
天の至高神である天王桓因(かんいん)の息子の桓雄(かんゆう)は、父から天符印(鏡と剣と鈴でないかとされる)と言う三種の神器を授けられて太伯山に降臨して、そこで山の精霊で美の神の熊女(うんにょ)と結婚して檀君(だんくん)を生んだ。
桓雄(かんゆう)は熊女(うんにょ)の姉妹で山の精霊である虎女が醜(みにく)いので結婚しなかった。
天照大神(あまてらすおおみかみ)は、孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に三種の神器を授けて、天界の高天原(たかまがはら)から高千穂峰(たかちほみね)に降臨させて、日向(ひうが;宮崎県)で花の神の木花開耶姫(このはなさくやひめ)と結婚して火火出見尊(ほほでみのみこと)を生んだ。
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)は、木花開耶姫(このはなさくやひめ)の姉妹で岩の神の磐長姫(いわながひめ)が醜いので結婚しなかった。
檀君(だんくん)神話は、建国が紀元前2333年とされて、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の神話が西暦261年以降だから檀君(だんくん)神話が日本神話よりも前か後に朝鮮半島に伝わって、天皇家の先祖が朝鮮半島で建国した可能性が考えられる。
檀君(だんくん)神話と瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の神話を偶然で片付けるほど僕は馬鹿でなく、天皇家の神話が元々伝承されたものを瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の神話に当てはめた所で、檀君(だんくん)神話との共通性が発生したと考えられる。
高句麗(こうくり)の朱蒙(しゅもう)神話も瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の神話との共通性が見られて、百済(くだら)の建国神話で温祚(おんそ)の出生が火火出見尊(ほほでみのみこと)の神話と共通性が見られて、高麗(こうらい)の建国の祖である王建(おうけん)も日本神話との共通性が見られて、全て天皇家と共通の先祖を持つ可能性で説明できる。

伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の黄泉国下(よみのくにくだ)り神話とギリシア神話のオルフェウス神話との共通性も偶然で片付けられない。
またギリシア神話のゼウスの姉デメテルが弟ポセイドンとのアルカディア地方の一伝は、天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟の素戔嗚尊(すさのおのみこと)が原因で起きた天岩戸(あまのいわと)隠れ神話との共通性があって偶然で片付けられない。
黄泉国下(よみのくにくだ)り神話とオルフェウス神話の共通性の確立は、何十万分の一の可能性だと書かれて、日本神話と古代朝鮮国家の神話の共通性も確率的に同様であるはずで、ギリシア神話を生み出したのが天皇家の先祖と考えるしかない。
黄泉国下(よみのくにくだ)り神話は、狭穂彦王(さほひこのみこ)の反乱(倭国大乱;わこくたいらん)を神話化したことから考えて、オルフェウス神話もギリシアの何らかの戦争を神話化したと考えられて、この結論に至った。
アルカディア地方の一伝は、天岩戸隠(あまのいわとかく)れ神話と共通性があって、天照大神(あまてらすおおみかみ;倭姫命(やまとひめのみこと)を神格化)と天照大神(あまてらすおおみかみ;神功(じんぐう)皇后を神格化)が入れ替わって、天照大神(あまてらすおおみかみ;倭姫命(やまとひめのみこと)を神格化)が素戔嗚尊(すさのおのみこと;日本武尊(やまとたけのみことを神格化)に殺された史実と合致するギリシアの史実があると考えられる。
2021年2月19日の午後1時頃に僕は、黄泉国下(よみのくにくだ)り神話とオルフェウス神話がよく似るのを知っていたが、天岩戸隠(あまのいわとかく)れ神話もアルカディア地方の一伝とよく似ると知って、日本神話もギリシア神話も古代天皇家の史実を神話化したと考えられて、神話で2つ以上の内容が合致するため間違いないと確信した。

このようにして世界中の神話の多くが天皇家の先祖によって生み出されて、その痕跡(こんせき)を巧妙に隠してもごまかすことができなかったと考えられる。
天皇家の先祖は、なぜ世界中を転々として、痕跡(こんせき)を残し続けたのか分からないが、いずれ誰かが何らかの可能性を示すだろう。
天皇家が世界的盟主となる時は、人類をまとめる世界中の文明や神話や伝承などを証拠として、世界を一つの考え方でまとめるためだったのか?

<参考文献>
『歪められた日本神話』
萩野貞樹・著者 PHP研究所・発行
インターネット

戻る