万物に霊魂(神様)が宿(やど)る

万物に霊魂(神様)が宿(やど)る思想は、いつ頃からの物か考えると、縄文時代と言う人物がいるかもしれないが、いつ頃からか分からないのが正解で、思想や考え方が形に残らないからである。
日本古来の神道は、弥生時代後期初頭の西暦84年(天皇家誕生)からの考え方で、万物に霊魂(神様)が宿(やど)る考え方が縄文時代や弥生時代中期以前に成立したか不明で、思想や考え方が形に残せなくて、神道の考え方が現代日本人の基本の考え方である。
縄文時代や弥生時代中期以前は、万物に霊魂(神様)が宿(やど)る考え方があったか分からなくて、縄文人や弥生人の精神的概念があくまで現代人の想像力にすぎなくて、心の概念化がいつ頃までさかのぼれるか分からなくて、想像するだけ無駄である。
精神(心)は、形に残らない思いや考え方で、忘れがちになる考え方だが、縄文時代や弥生時代中期以前の形に残ってない物と一緒にしてはならない。

 伊勢神宮の横を流れる五十鈴川(いすずがわ)は、滝祭神(たきまつりのかみ)や八岐大蛇(やまたのおろち)に神格化して、大神(おおみわ)神社の御神体山の三輪山(みわやま)や花の窟(いわや)神社の岩石など自然そのものを神格化して、自然信仰が万物に霊魂(神様)が宿(やど)る考え方の基本と考えられる。
古代信仰は、まだ宗教が入ってくる前の宗教以前の世界で、特定の神様や教義や教祖や経典もなく、人々が自然の万物に宿る霊魂や精霊、そして自然そのものと古代に連なる自分たちの先祖を尊敬して、日々の生活を祈って、そうした八百万(やおよろず)の神々が銅像のような人工的に作った物でなく、石や木のような自然に宿(やど)る物を祭る信仰である。
八百万(やおよろず)の神々は、日本神話の神々だけでなく、森羅万象(しんらばんしょう)を神様と考える古代日本の精神的概念で、縄文時代や弥生時代中期以前にも万物に霊魂(神様)が宿(やど)ると考えて錯覚(さっかく)するが、日本神話の成立と古代信仰の成立が一致しなくて、同時と錯覚(さっかく)してはならない。
西暦84年の日本の建国(天皇家誕生)は、明確な天皇家の宗教の神道が始まって、八百万(やおよろず)の神々が古代天皇家の概念で、古代信仰が古代天皇家の考え方も含むが、縄文時代や弥生時代中期以前から古代信仰が存在したかもしれず、根本的につながり合うか分からない。

正統『竹内文書』は、アー大陸とウン大陸の伝承を残して、太陽神のアトランティス大陸や海神のムー大陸を連想させて、太陽神の天照大神(あまてらすおおみかみ)と海神の素戔嗚尊(すさのおのみこと)の戦争を想像して、単なる偶然か必然か分からない。

古代太陽神の天照神(あまてるかみ)は、中米トルテカ文明の太陽神ケツァルコアトルと深く関係して、古代天皇家とトルテカ文明の王家が共通の先祖を持つことを証明して、世界中に古代天皇家と共通の先祖を持つ王家が存在した可能性を強めて、現代日本で天皇家が古代から王室として、存在し続けたことを強調する理由である。
ケツァルコアトルの名前は、ローマ字で文字(もじ)って書き直すと「くにてるひこ・あまてる」となって、古代太陽神の「天照国照彦(あまてるくにてるひこ)」と合致して、トルテカ文明の王家と古代天皇家の先祖が共通すると考えられる。
実在したケツァルコアトル王は、イギリスのアーサー王のような伝説的英雄で、トウモロコシの栽培や織物や石の磨(みが)き方や羽毛のマントの作成法を教えて、他人に時間の測(はか)り方や天体運動の研究法も教えて、暦(こよみ)を発明して、年中行事と祈(いの)りの日を定めた。
彦坐王(ひこいますのみこ)は、神格化した古代太陽神が天照神(あまてるかみ)と饒速日命(にぎはやひのみこと)と火明命(ほあかりのみこと)と初代の大物主神(おおものぬしのかみ)と天日槍(あめのひぼこ)などで、蛇体の太陽神が大物主神(おおものぬしのかみ)と滝祭神(たきまつりのかみ)と八岐大蛇(やまたのおろち)で、トルテカ文明のケツァルコアトルと神格の二重性で合致する。
神格の二重性は、神話の蛇体の太陽神と実在の人物を神格化した神様の共通性で、日本の古代太陽神とトルテカ文明の合致が偶然でない。

万物に霊魂(神様)が宿(やど)る思想は、万物に天皇家の心(思い)が宿(やど)る気がして、古代天皇家と神道と古代信仰などが切っても切れない関係で、皇室や古代日本人と共にあった真実で、本来の日本人の誰しもが心から理解できる精神的な考え方で、世界中の人々に理解してもらいたい考え方でもある。
古代天皇家は、ずっと大昔から世界中を転々として、思想(考え方)や神話や文化などを伝えて、痕跡(こんせき)を残しながら、何かを伝え残すために巡り続けて、現代日本の皇室として今日(こんにち)まで存続した。

<参考文献>
『完訳秀真伝』
鳥居礼・編著者 八幡書店・発行
『日本書紀(上)全現代語訳―全二巻―』
宇治谷孟・著者 株式会社講談社・発行
インターネットの不明サイトから少々拝借

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